Ieexpo2020は新型コロナウイルスの影響で開催が延期となり、ようやく8月開催となった。上海では6月末頃の「SEMICON China 2020」開催を皮切りに各種展示会を本格的に再開しており、環境分野では2020IE EXPOが新型コロナ勃発後、初の環境展となった。

 新型コロナで様々な困難が予想されていたが、2020年度は上海新国際博覧センターの全17ホールのうち過去最多の14ホールを使用し(前回は13ホール、前々回は11ホール)、出展企業数は前年比1割減の1850社(前回2047社、前々回1763社)となった。大気(VOC等含む)、水(汚水処理、パイプポンプ等含む)、土壌、廃棄物、騒音、モニタリング等の分野を網羅していた。入国が困難となった海外からの出展や見学者は大きく減少し、常連であった日韓イタリア台湾等の国家(地域)パビリオンはなくなった一方、同じく常連の米独仏、スイス、香港の国家(地域)パビリオンは前回に引き続き出展された。

 展示のみならず、30以上もの環境技術フォーラム、出展企業技術説明会、新製品発表会、オンライン展示等も同時に行われた。いち早く新型コロナの影響を脱し、第13次五ヵ年計画の最終年である2020年の環境目標達成に向けたラストスパートが続いており、環境規制もメリハリを利かせつつより厳しく細かくなってきたことに伴い、中国環境ビジネス市場の急拡大を反映し、特に危険(医療)廃棄物処理やVOC処理、廃棄物リサイクル等の分野が活況であった。1社ごとのブース面積が増えており、環境企業の成長が垣見えるものであった。

日本勢の参加状況

日系では、日本パビリオンはなかったものの、分野別エリアにて28社が出展した(日系総代理含む)。代表的な日系出展企業では、島津、小松、帝人、明電舍、日立造船、アムコン、世晃、鶴見ポンプ、イワキポンプ、ニチアス、AMBIC、伸栄、新明和(総代理)、新コスモス、TOYOWAKO、笹倉、化学工業日報等が出展した。

2019年版レポート